新年あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は、大分県日出町にあります【朝日寺】にて禅を組みご法話を頂きました。
今年は、大分県日出町にあります【朝日寺】にて禅を組みご法話を頂きました。
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「六方礼経(ろっぽうらいぎょう)の教え」
⇒私たちは、東(親子関係)、西(夫婦関係)、南(師弟関係)、北(親類・友人関係)、天(信仰)、地(上司・職場関係)という六方(ろっぽう)のなかに生きている。
ゆえに、相手に対する思いやりと感謝の気持ちを持ち続けるべきである。
会社の中の雇用関係において、上司が部下に対してなすべきことは、
・自分が雇っている人々の能力に合わせて仕事を頼む。
・ちゃんと生活できる給料をあげる。
・病気になったときに看病してあげる。
・自分に珍しいものが手に入ったら、雇っている人々にも配ってあげる。
・時期をみて休みをあげる。
対して、部下が上司に対してなすべきことは、
・上司より早く出勤する。
・上司より後に仕事を終える。
・与えられた給料だけもらう。
・仕事は上手にこなす。
・会社や上司を誉める。
「曲がりをいかす」
⇒人には皆、欠点・短所があり、それを排除するのではなく、いかすことが大切である。
「容顔(ようがん)を見ること莫れ、非を嫌うこと莫れ、行(おこない)を考うること莫れ、但(ただ)般若を尊重(そんじゅう)するが故に、」…曹洞宗の開祖・道元の教え
⇒顔かたちや容貌を気にしてはいけない、欠点やくせを嫌ってはいけない、過去の行いを批判してはいけない、菩薩といえども、始めから完全無欠であったわけではないのだから、仏法を聞くときには、ただ、真実の智慧(会社においては、社長の目指すもの)を尊重していくことが大事である。
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互礼会では、清原社長より年頭挨拶がありました。
平成25年 清原社長 年頭挨拶
皆様、輝かしい新年の幕開けとなりましたことをお喜び申し上げます。
昨年、安倍政権が誕生して以来、株価は東証平均で1万円を超え、為替も85円台を超えて今年はいい滑り出しになる気もしていますが、反面【ご祝儀相場】との懸念もあり基本的に何か解決した訳ではありません。
経済の問題、エネルギー問題、復興の問題など、日本を揺るがす諸問題がほとんど解決せずに、たまたま、期待と希望というか、一時的にいい数字が出たにすぎず、我々の経営を取り巻く環境はほとんど変わっていないのです。
生産の海外シフトによって、大きく国内の生産は縮小していく厳しい状況になっていくという基本的な考え方を持って、我々が今、何をしなければならないのかを常に考えながら、この荒波の中で舵をとっていかねばならない年であると思います。
今年は巳年です。巳という字は、辞書によると、胎児の姿を表す象形文字であり、また、へびは、冬眠から覚めて地表にはい出すことから、今年は起こる・始める・定まるといった意味があります。
昨年は辰年で、荒々しいとか激しいといった年になると話しましたが、まさに、豊洋グループにとって、激動の年となりました。
そういう意味では、今年は昨年以上に厳しい変化の大きい年になるかもしれませんが、良い方向で定まっていく年になるのではないかと思います。
また、へびは、脱皮して成長していくことから、復興と再生を連想させ、特徴は探究心と情熱で、執念深く、恩を忘れず助けてくれた人に恩返しするともいわれており、巳年は、非常に縁起がいい年であります。
今年は豊洋グループにとって、第一事業本部では主要顧客様の大幅減産、第二事業本部でも今年下期にわが社の生産量が減っていくなど、ここ数年、好調で生産も増えて業績も安定していたが、今年から大きく変わっていきます。
この変化にどう対応できるかが我々の大きな経営課題であり、グループ全員が一枚岩となり、その課題を明確にして、取り組んで行くことが大事であると考えております。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます