HOYO

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
毎年恒例の「豊洋グループ新年互例会」今年はコロナ渦と言う事で、三密を回避する
意味で各拠点からZoom接続しリモート開催でした。
社長以下60名の幹部が参加し社長年頭の決意を共有しました。

「清原社長年頭のあいさつ(抜粋)」
新年明けましておめでとうございます。
皆さんと共にこの2021年を迎えられることについて、大変喜ばしく思っております。
これもひとえに、得意先、取引先の皆様、それから社員全員のおかげと思っておりま
す。感謝しております。
昨年はコロナ一色という一年でしたがこの互礼会も、もう30年以上毎年1月4日に当た
り前の様に続けてきましたが、このような形(Zoomオンライン)での開催は初めてのこ
とです。やはりこれも変えていくことの一つなのかなと、昨年のコロナの影響で変え
ていくべきことは変えていく、変えてはならないものをハッキリ見極めねばならない
という様な気がしております。コロナを見ますと、これからまだ拡大して世界中で増
えていますが、生活様式だとか、仕事のやり方とか変えるべきこと、先ほど言った様
に変えてはならないことをキチンと判断しなければいけません。昨年は豊洋もいろん
な会議体等を殆どZoomにして、これが定着した訳です。わが社の会議体は10あります
が、効率が非常に良くなりました。尚且つ、一昨年からの流れもありますけれども、
この10の会議体が非常に効果的に、いろんな価値観の共有とかその目的とか目標とか
今現在の問題点とか、色んな意味での共有ができました。これが下期につながって、
業績が一気に回復できました。この下期の収益力のアップというのは、皆さん一人一
人の先ほど言った様なことが共有化できて、色んなやるべきことをやった結果だろう
と思います。
ただ、これから更にこれを人の育成に繋げて行かなければなりません。我々が、その
次の人材は誰にするのか、技術も品質も現場の管理も、残念ながら、まだそういう様
なものの見方をすると、まだまだ次は育ってきていません。色んなコミュニケーショ
ンツールを使って、色んな進め方が定着してきましたが、まだそれを繋げて次に繋が
る様なことが非常に大事な課題ではないかと思います。是非、人を育てるということ
を常に意識しながら今年は進めて行きたいと思います。
最後に、この豊洋の夢一文字は「強」という字を夢一文字にしたいと思います。これ
は色んな困難を乗り越えて、やはり我々はどんどん強くなっていかねばならない、組
織も個人も、強くなっていくための取り組み、これを今年は進めていかなければなり
ません。今年は丑年です。丑年のいわれは、先を急がず一歩一歩着実に物事を進める
ことが大切、丑が大変な農作業を一歩ずつ確実に丁寧に手伝ってくれることから発展
する、こういう年だと書かれています。まさに、我々は日々コツコツと一歩一歩着実
に合理化に向けた改善とか、品質向上に向けて改善を行っていくことが、強くなる原
動力じゃないかと思います。そしてその姿勢というか、これはやはり素直とか、正
直、ごまかさない、隠さない、こういうことじゃないかと、これはトヨタ様の基本姿
勢でもあります。素直、正直、ごまかさない、隠さない、仕事の上で品質データ一つ
とっても、あまり不良が増えたらまた何か言われるから少し低くしようなんてことを
やったら、基本が全部崩れてしまいます。一つ一つ、やはり今言ったような事が基本
姿勢で、絶対に大事なことだろうと、我々もそういった基本姿勢で着実に前進してい
くという考え方が必要だろうと思います。そして競争力は、やはり品質三大活動、そ
れからこの原価づくり、原価の作り込み、これが大事だろうと思います。繰り返しに
なりますが、これから我々はまずこの人づくり、それと特に技術、これを強化して強
くなっていくというつもりでこの1年頑張っていきたいと思います。

光陰矢の如しという様に1年はあっという間に過ぎます。あれもこれもと考えて的を
絞らないでやると、結局中途半端に何をしたのかわからないまま1年は過ぎていきま
す。是非そういう考え方のもと、豊洋の全体的な方針を十分理解して、それぞれ一人
一人が今の立ち位置をきちんと足元を見て、やるべきことを絞り込んで絶対に達成す
るという強い意志で1年取り組んで頂きたいと思います。何はともあれ、この一年
が、まずは社員全員一人一人がご健勝、ご多幸、また夢が持てるように希望が持てる
ように素晴らしい年である様に祈念して、私の年頭の挨拶にかえたいと思います。こ
の1年、ぜひ宜しくお願い致します。
清原昌巳